英語英文学科

新谷 敬人

新谷 敬人 (しんや たかひと)

プロフィール

新谷 敬人言語を自在に操る能力は,人間だけに与えられたすばらしい能力です。その能力には様々な側面がありますが,私は人間が言語の音をどのように発音し,どのように知覚するかを研究しています。特にアクセントやイントネーションといった,個々の音にかぶさって現れる「プロソディ」と呼ばれる一連の現象に知覚面から取り組んでいます。また最近では,「世界共通語としての英語」の観点から,日本人にとってどのような非母語話者英語訛りが分かり易い/分かりにくいのか,日本人としてどのような英語発音を目指せばいいのかなども研究しています。

[ E-mail ] tshinya@otsuma.ac.jp
[ 個人ウェブサイト ] http://www.ne.jp/asahi/takahito/shinya/

主な著書・論文

  • 新谷敬人,「留学は発音を良くするか?-リズム特徴に基づく予備的研究」,『大妻レヴュー』 50, 113-125, 2017.
  • 外国語訛りの英語音声におけるリズムの特徴,『大妻レヴュー』 48, 77-89, 2015.
  • 『朝倉日英対照言語学 音韻論』,「音の体系と分類」,朝倉書店,1-29,2014.
  • The limited role of perception in Korean loanword adaptation: The Korean three-way laryngeal categorization of Japanese, French, English and Chinese plosives. Lingua 121, 1461-1484. 2011.

担当科目

  • 英語発音入門
  • 英語音声学演習
  • 英語学(音声・音韻)
  • セミナー1, 2, 3, 4
  • 卒業論文
 ※ 講義内容は次のリンクより、シラバスページにアクセスし、教員名で検索してご確認ください。
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ゼミの紹介

教員から

新谷ゼミ写真このゼミは、音声・音韻を中心に言語の様々な側面を研究するゼミです。私たち人間はことばを使いますが、その中でも最も基本的な形態は「話しことば」、つまり音声です。音声によるコミュニケーションというのは、実は様々なプロセスが関わっています。まず、話し手は肺、喉、口、鼻といった音声器官を巧みに動かして音を作り、次にそうして作られた音が空気の振動となって伝わり、最後に聞き手は、その空気の振動を聴覚器官を使って脳に伝えメッセージが理解されます。

これらのプロセスのうち、もしもどこか1つでもうまく機能しなければメッセージはうまく伝わりません。例えば、「飛ぶ(とぶ)」と言うつもりが「ぶ」の[b]が鼻に抜け、[b]が[m]になってしまうと、「とむ」という言い間違いをすることになります。また、日本人が英語の[l]と[r]をうまく聞き分けられないのは、聞き手の脳が[l]と[r]をうまく処理できないからです。

このように、音声はコミュニケーションのいろいろなところで関わってきますから、音声学や音韻論の中で研究するだけでなく、他分野に関係した様々なトピックが研究対象になります。以下にいくつか挙げてみます。音声と言い間違い、音声と視覚の関係、音声と障害(失語症、どもりなど)、外国語の音声、音声と読みの関係、発音の指導法、音声の獲得、動物と人間の音声コミュニケーションの違いなど。

学生から

新谷ゼミ写真新谷ゼミ写真私たちのゼミでは、英語学の音声学の分野について研究しています。

私たちは無意識のうちに口の中のどの部分を使い、調音しているのかなどを基本と照らし合わせながら学ぶことができます。発音と文章を読む時のリズムを練習する時間があるのですが、アメリカに長く住んでいた新谷先生から直々に個人指導していただけます。なかなか難しいのですが、とても実用的でためになります。

このゼミは英語の発音について学ぶことができるので、ネイティブスピーカーに近づくことができます。先生の教え方がとても丁寧で優しいので、授業が苦手な私でも意欲的に取り組めます。

先生は優しくて、とても丁寧に指導してくれます。英語を話したり、聞いたりすることが好きな人に向いているゼミだと思います。

過去の卒論タイトル

  • 日本人英語学習者における機能語の弱形知覚
  • 単語の知覚における英語母語話者と日本人英語学習者による母語話者判定
  • 英語音声のバリエーションと理解度―方言と個人的特徴が与える影響
  • 日本語訛りの英語は日本人にとって分かりやすいか
  • 英語母語話者が発音しやすい日本人の名前について―日英語の音韻体系を考慮した実験