コミュニケーション文化学科

学会紹介

学会紹介

コミ文学会総会・例会について

コミュニケーション文化学会では、毎年前期に総会を、後期に例会を開催しています。 前期には各界で活躍中の著名人をゲストスピーカーとしてお招きし、興味深い内容の講演を行なって頂き、後期には学生による「外国語プレゼンテーション発表会」を行っています。2人1組となって発表と通訳を分担するという形式で行います。

第16回 コミュニケーション文化学科総会

プレゼンテーション発表会 2017年5月20日(土)に行われたコミュニケーション文化学会総会では、まず昨年度活動報告・収支決算報告と今年度活動事業案・予算案について承認決議がなされました。その後休憩をはさんで、これまで国内外の多数の国際展において活躍し、高い評価を得てきた鈴木太朗氏(Atelier OMOYA代表、東京藝術大学 美術学部 デザイン科 准教授)による、「表現を通したコミュニケーション」と題した講演が行われ、併せて同氏の作品の映像が上映されました。
 鈴木氏は幼少期から、身近な自然のメカニズムなどに深い興味を持ちつづけ、それらの鋭い観察を通じて培った自然と人間との融合という、見事な芸術作品の数々を私たちの眼前に呈示してくださいました。水滴を使って文字を完成させ、水滴が落ちてくるまでの時間をどのように美しく映し出すか、という問いかけに満ちた作品や、ビー玉と光、布を使って下から加える外力が重力に反作用するダイナミックな作品などが印象に残りました。鈴木氏は、人工的な自然すら可能とされる現代社会において、もっと壮大な自然に触れることの可能性を探求しつつ、作者をはじめとする現代人が自然を見たときにどう感じ、どう表現していくか、作品を通して感じ取って欲しいという思いで制作活動をされているとのことです。
 氏のご講演を通じ、何気ない世界のさりげない美しさに心打たれ、もっと普段から目を凝らしてみれば、この閉鎖的な都会でも芸術の発端になるような発見があるのかもしれないと思わされました。現代人は日々、皆それぞれ様々なストレスにさらされています。芸術はそんなささくれだった心を癒してくれる一つの娯楽です。私たちは今回のご講演を通じ、芸術は何もお高いところにある高尚なものだけではなく、身近なところにあって通常はまったく意識から外れていたもの、無意識の淵に沈んでいた事象も、視点を変えれば心を癒してくれるものになるかもしれないということを学びました。講演会の帰り道、聴衆はそんな小さな癒しを探しながら帰ったに違いありません。

2年・4年 学会学生記録係

第19回 コミュニケーション文化学会例会 プレゼンテーション大会

プレゼンテーション発表会 11月7日(火)、3・4年生から6グループ、計12名が出場してプレゼンテーション大会が行われました。日本語・英語・中国語を用い、ゼミ合宿や留学、海外ボランティア、授業で得たことなど、それぞれが大学生活の中で経験した学びを多彩な表現を駆使して披露してくれました。
 まず、英語のグループでは、アメリカ留学中での生活や、買い物中に財布を盗まれたハプニングを通して成長したことを話してくれました。中国語のグループでは、北京と台湾に留学した二人が交互に通訳を行い、留学中の生活を紹介しました。特に台湾留学では、中国語を学ぶだけでなく、街で積極的に現地の台湾語を学んだ経験から中国語の発音と台湾語の発音の違いを披露するパフォーマンスを披露しました。
 日本語のプレゼンテーションでは、夏のゼミ合宿で訪れた石巻の仮設住宅を通して見えた「東日本大震災の記憶の風化問題」について発表がなされました。月日が経っても、残された問題の重さを私たちは今一度考えなければいけません。
 インドネシアで行われているチョコレートのフェアトレードの現場を見学した発表では、企業が行う従来とは違った新しいフェアトレードのあり方に期待に胸が膨らみました。途上国支援のためだけに商品を買うのではなく、本当に価値あるものとしてフェアトレード商品を購入する未来が近くなって欲しいと考えます。
 このプレゼンテーション大会を通し、現代社会の問題や異文化に対する理解はもちろんのこと、「相手にどのように伝えるか」ということを学ぶことが出来ました。最優秀賞に選ばれたペアの発表で最も印象的だったのは、プレゼンテーションの導入での掴みや興味を惹くような話し方でした。コミュニケーション文化学科に所属をする私たちにとって、「自分の思いを相手に上手く伝えられる工夫をする」ということを改めて考える貴重な機会となりました。
 長いようで短いこの大学生活の中で経験し感じたことを、自身のコミュニケーション能力を活かし多くの方々に知ってもらうことで、新たな課題や可能性を見出すことが出来るかもしれません。今回のプレゼンテーション大会から、送り手と受け手双方のあり方を学び、自身を成長させるために何が必要であるかということを考えさせられました。

4年生 学会学生記録係