コミュニケーション文化学科

川村 覚文(かわむら さとふみ)

川村 覚文(かわむら さとふみ)

プロフィール

川村 覚文(かわむら さとふみ)オーストラリアの大学での博士研究以来、私の一貫した問題関心は、文化と技術の政治性についてです。文化を通じて、私たちは様々な抑圧に抵抗することが可能になる一方で、特定の考えや規範などを押し付ける抑圧的なものとしても、文化は機能します。そして文化は、そもそも文字や絵を書いたり、何かの媒体に記録したりといったような技術がないと成り立ちません。このような視座のもと、現代のメディア文化について考察しています。

主な著書・論文

  • “Live Concerts by Voice Actresses/Characters as State of Exception: The Affect and Subjectivity of the Audience as Necessary Conditions” Mechademia: Second Arc 15-2, 2023.
  • 「思弁的権力理論としての情動理論」『関東学院大学人間環境学会紀要』37、2022年7月。
  • “Making neo-nationalist subject in Japan: The intersection of nationalism, jingoism, and populism in the digital age” Communication and the Public 7-1, 2022. (Co-authored with Koichi Iwabuchi)
  • “Love Live! as an Affective-Religious Medium in the Postsecular Era”. In H. Aoyagi et al. (Eds) Idology in Transcultural Perspective: Anthropological Investigations of Popular Idolatry, 2022, Palgrave Macmillan.
  • 「情動的存在と「モノ」の政治──デジタルメディア社会における差別とネット右翼──」 上村静ほか編『差別の構造と国民国家 : 宗教と公共性』法藏館、2021年。
  • 「ポスト世俗主義時代の技術と資本主義、そしてアニメの潜在性」島薗進ほか編『近代日本宗教史第六巻 模索する現代 : 昭和後期~平成期』春秋社、2021年。
  • 「ノンヒューマン的転回と「モノ」たちの政治──ジェーン・ベネット「諸システムとモノたち」について」『現代思想2021年1月号 特集:現代思想の総展望2021──実在・技術・惑星』青土社、2020年。
  • 「ポスト労働社会の想像と四つの要求」『現代思想2019年6月号 特集:加速主義──資本主義の疾走、未来への<脱出』青土社、2019年。
  • 『出来事から学ぶカルチュラル・スタディーズ』(共著)ナカニシヤ出版、2017年。

担当科目

  • 表象文化コミュニケーションⅠ、Ⅱ、Ⅲ
  • メディア・コミュニケーション論
  • 国際メディア論B(アジア)
  • ジェンダー文化論
  • メディアと現代社会
  • 1年次ゼミⅡ
  • 2年次ゼミⅠ、Ⅱ
  • 卒業研究ゼミⅠ、Ⅱ
  • コミュニケーション文化概論
 ※ 講義内容は次のリンクより、シラバスページにアクセスし、教員名で検索してご確認ください。
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ゼミの紹介

教員から

このゼミでは、現代社会の可能性と問題について、主にテクノロジーとメディア文化という観点から、学んでいきます。この社会を支える高度なテクノロジーは、多様な人々がお互いにコミュニケーションすることを可能にし、個人では達成できないような「集合的知性」の構築を可能にしてくれる一方で、諸個人を情報の束に還元し、「管理」あるいは「監視」する対象へと引き下げることも可能にしてしまいます。こういった可能性と問題の背景にあるテクノロジーがどのような原理によって駆動しているのか、そして、その可能性と問題がどのようにメディア文化やポピュラー文化に反映されているのか、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。