コミュニケーション文化学科

李 美淑(い みすく)

李 美淑(い みすく)

プロフィール

李 美淑(い みすく)他者との「境界」がどのように(再)構築、強化されるのか、また、一方で、どのように「境界」を越え、他者との「連帯」が志向されるのか、をメディア、ジャーナリズム研究および歴史社会学的なアプローチで考察しています。女性や社会的弱者に対するメディア言説とジャーナリズム、国境を越える社会運動とメディア実践、ジャーナリズムの国際比較研究を行っています。

主な著書・論文

  • 「AIとジャーナリズム」『AIから読み解く社会 権力化する最新技術』 (2023、東京大学出版会)
  • 「SNSと政治」『ジェンダーで学ぶメディア論』(2023、世界思想社)
  • Marginalizing the Reporting of #MeToo 2.0 with Structural Bias in Japan, Reporting on Sexual Violence in the #MeToo Era(2022, Routledge)
  • 「揺らぐジャーナリズムの役割―ジャーナリズム文化研究を手がかりに」『メディア研究』101(2022)
  • 「画家・富山妙子とトランスナショナルな連帯―越境する作品、共振する感覚」『東洋文化』101(2021)
  • 「境界を越える対抗的公共圏とメディア実践―画家・富山妙子の『草の根の新しい芸術運動』を中心に」『メディアがひらく運動史』(社会運動史研究3)(2021、新曜社)
  • 「『殻』を破ろうとする韓国の女性たち―消される『声』に抗して」『足をどかしてくれませんか メディアは女たちの声を届けているか』(2019、亜紀書房)
  • 『「日韓連帯運動」の時代―1970~80年代のトランスナショナルな公共圏とメディア』(2018、東京大学出版会)

担当科目

  • メディアコミュニケーションⅠ、Ⅱ
  • 国際ジャーナリズム論
  • 国際メディア論A(欧米)
  • メディアと現代社会
  • 政治と現代社会
  • 1年次ゼミⅠ、Ⅱ
  • 2年次ゼミⅡ
  • 卒論研究ゼミⅠ、Ⅱ
  • コミュニケーション文化概論
 ※ 講義内容は次のリンクより、シラバスページにアクセスし、教員名で検索してご確認ください。
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ゼミの紹介

教員から

メディアとジャーナリズムを通して、社会のあり方を批判的に読み解きます。ゼミの皆さんには社会の様々なイシューに関心を持ち、それらがメディアとジャーナリズムでどのように語られているのか、あるいは語られてもいないのか、また、社会的にどのように認識されているのか、など普段から考えていってほしいです。
現在のメディアとジャーナリズムは、それらがおかれているグローバルな政治経済文化的な文脈やデジタル技術とともに考察していく必要もあります。みなさんが普段使っているソーシャルメディアを含め、メディアとジャーナリズムにかかわるグローバルな現象、またはデジタル技術とともに現れる特性にも関心をもってほしいと思います。