大妻女子大学図書館所蔵 日本文学・国文学貴重資料
5.『卜養狂歌』巻子本一軸
狂歌歌絵巻。半井卜養自詠、自筆、自画。一軸の長さ約10m。狂歌16首と彩色画14図を収む。日本古典文学会編『卜養狂歌絵巻』(昭和60年)に影印で所収。
写真の詞書には「三河の沢のかきつはたかとみれは八橋もなしさては繪そらことよとおもひて」とあり、「三河にはあらぬにかわをにたにたと繪の具にねりてかきつはたかな」の歌に彩色の絵が添えられている。(稀覯書)
左に掲載した版本の『卜養狂歌集』9丁裏7行~8行目に「一、かきつばたを極釈色(こくしゃくいろ)にかきたるあふぎに」とあり、同歌「みかわにはあらぬにかわをにたにたとゑのぐにねりてかきつはたかな」がみられる。
※ 参考『卜養狂歌集』(草稿・テキスト研究所所蔵)
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