コミュニケーション文化学科

興津 妙子

興津 妙子 (おきつ たえこ)

プロフィール

興津妙子 これまで外務省、国際協力機構(JICA)、国連児童基金(UNICEF)等に勤務し、ザンビアやカンボジアなどで主に教育分野の国際協力の実務に携わってきました。現在は、開発途上国において、人々がどうすれば等しく質の良い教育を受けられるのかを考え、ザンビアを主なフィールドとして研究を進めています。2015年9月に世界のリーダーたちは「持続可能な開発のための開発目標(SDGs)」を採択しました。これは、世界から貧困を終わらせ、将来の世代のため環境を壊さずに、すべての人が豊かな生活を送ることができる世界を目指す国際目標です。SDGsの実現には私たち一人ひとりが考え、行動することがとても大切です。真の“豊かさ”とは何か、世界の人たちが誰一人取り残されずにその“豊かさ”を享受するため何をすべきか、学生の皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。

[E-mail] t.okitsu@otsuma.ac.jp

主な著書・論文

  • “Beyond National Frameworks: Patterns and Trends in Articles by Japanese Researchers Published in International Journals of Sociology of Education and Related Fields Since the 1990s.” In: A. Yonezawa et al. (Eds.), Japanese Education in a Global Age: Sociological Reflections and Future Directions. pp. 241-262, 2018, Springer.
  • “Organizational Legitimacy in the Global Education Policy Field: Learning from UNESCO and the Global Monitoring Report,”共著 Comparative Education Review. 62(1)pp.31-63, 2018.
  • 「世界銀行による高等教育支援の変遷
    ―支援内容の変化と政策パラダイムとの関連性に着目して―」共著『アジア太平洋討究 』第29号、pp.53-70、2017年
  • ”Policy promise and the reality of community involvement in school-based management in Zambia: Can the rural poor hold schools and teachers to account?”共著 International Journal of Educational Development (56) pp. 28-41, 2017.
  • “Regaining Legitimacy in the Context of Global Governance? UNESCO, Education for All Coordination and the Global Monitoring Report,”共著 International Review of Education, 63 (3), pp. 403-416, 2017.
  • 「教育におけるSDGs-『量』から『質』への転換と課題」共著(蟹江憲史編『持続可能な開発目標とは何か―2030年へ向けた変革のアジェンダ』)ミネルヴァ書房、pp.106-127、2017年
  • “Literacies as a Strategic Means of Implementation for Sustainable Development Goals: Lessons from Health and Water Literacies,”共著 Global Environmental Research, 19 (2), pp. 173-180, 2015.
  • “Are Locally Contracted Teachers Cost Effective Solutions to Higher Teacher Accountability? Case Study of Community Hired Teachers in Rural Zambia,” 59th International Council on Education for Teaching Conference Proceedings, pp. 197-208, 2015.
  • “Challenges and prospects of parental and community participation in education for equitable and quality learning in post-2015,” 『アフリカ教育研究』 第5号、pp.35-55、2014年
  • 「持続可能な社会における教育の質と公正―ポスト2015年の世界へ向けた国際教育開発目標の提言」共著『アフリカ教育研究』 第5号、pp. 4-19、2014年
  • 「アジアにおける教育開発の進展と課題」共著『アジ研ワールドトレンド』2014年12月号、pp. 9-13、2014年
  • 「ボランティア教員が農村部の教員不足解消に果たす役割と課題―ザンビア共和国マサイチ郡のコミュニティ・スクールを事例に」広島大学教育開発国際協力研究センター紀要『国際教育協力論集』第15巻、第1号、pp.1-22、2014年
  • 「世界銀行の政策文書における教職の専門職化の進行・後退過程に関する考察―教員の資質向上策と教員の専門的自律性に着目して」広島大学教育開発国際協力研究センター紀要『国際教育協力論集』第17巻、第1号、pp.45-62、2014年
  • 「サステナビリティと教育:『持続可能な開発のための教育(ESD)』を促す教育観の転換」共著『環境研究』177号、pp.42-51、2014年
  • 「契約教員が教員不足解消に果たす役割―ザンビア農村部のコミュニティ・スクールのボランティア教員を事例に―」(大塲麻代編 『多様なアフリカの教育―ミクロの視点を中心に』未来共生リーディングス、第5号、大阪大学未来戦略機構第5部門、pp. 27-40、2014年
  • 「ザンビアの郡教育行政における住民参加の制度と実態に関する一考察―コッパーベルト州マサイチ郡郡教育評議会の事例から」広島大学教育開発国際協力研究センター紀要『国際教育協力論集』第15巻、第1号、pp.89-104、2012年

担当科目

  • 現代国際地域事情
  • 地域と文化
  • 1年次ゼミⅠ、Ⅱ
  • 2年次ゼミⅠ
  • 卒業研究ゼミⅠ、Ⅱ
  • 異文化コミュニケーションⅠ、Ⅱ
  • 異文化コミュニケーション演習
  • 時事英語
  • コミュニケーション文化特殊研究
 ※ 講義内容は次のリンクより、シラバスページにアクセスし、教員名で検索してご確認ください。
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ゼミの紹介

教員から

榎本ゼミ写真このゼミは、世界の諸問題や国際協力、日本における多文化共生について関心のある学生が集うゼミです。学生たちは、世界が抱える様々な課題について、日本に住む自分たちとの関係も踏まえながら深く考え、解決策を検討します。みんなで自分たちの経験を持ちより、様々な角度から議論することで、思いがけない気づきや解決策が見えてきます。政府援助機関やNGOなどの援助機関などを訪問し、生きた国際協力を学ぶ機会も大切にしています。

私自身、ゼミ生から学ばせてもらうことも多く、教員―学生という立場を超えた学びのサークルを目指しています。

学生から

榎本ゼミ写真榎本ゼミ写真私たちのゼミでは、主に「国際協力」を研究対象としています。今日、日本や世界で問題となっている飢餓や貧困、ジェンダー平等に関する課題や難民・移民の受入などの問題に興味のある学生が多く、先生はアフリカを中心に現代の様々な問題に詳しく、学生一人ひとりの研究テーマについて、親身に相談にのってくれます。ゼミ生もとても仲が良く、授業では学生だけで意見を出し合い、他の人の考えも参考にしながら、研究に取り組んでいます。