大妻英文学会春季例会「留学報告座談会—留学って実際どうなの?先輩たちのリアルトーク」
英語英文学科主催の留学報告会は、従来前年度留学プログラムを終えて帰国した学生たちに、それぞれの留学体験を個別に紹介してもらう形で開催されてきました。今回は、少し趣向を変えて、3名の学生の座談会形式を採用しました。留学体験の諸相について個別に語ってもらうというより、その体験をさまざまな角度から「語り合い」「論じ合う」パネリストのやりとりから、「留学」にまつわるリアルトークを繰り広げてもらうというねらいです。
一昨年度の留学帰還生4年の中井美咲さん(カナダ・トロントのヨーク大学)が司会進行役、昨年度帰還生4年の佐藤花音さん(ヨーク大学)と3年の井上菜々子さん(アメリカ・ケンタッキー州立マリー大学)が登壇。

第1部「なぜ留学をしたのか」、第2部「授業と生活のリアル」、第3部「留学で変わったこと」、まとめに留学未経験の新入生へのアドバイス、という構成です。
これらのトピックについて、3人の思い思いの経験談が絡み合うことで、形式的模範的な留学報告とは一味違った座談会となりました。
聴衆の大部分が今年入学したばかりの1年生。さすが我が英語英文学科生、事前事後のアンケートや質疑応答から、留学への関心の高さが窺われます。今回の先輩たちによる等身大リアルトークショーを通じて、すでにいだいている留学の決意がますます固まった学生も少なからずいたことでしょう。留学が朧げな憧れでしかなかった学生たちの多くも、本気で考えてみようというきっかけとなったはずです。

教員である私も一人の聴衆として、登壇者たちの語らいからその精神的成長を頼もしいほどに感じ取れ、留学の意義の大きさを再確認できました。この企画に快く賛同してくれ、聴衆を魅了するトークを繰り広げてくれた中井さん、佐藤さん、井上さんに感謝します。国際情勢が非常に不安定になってはいますが、勇気をもって海外での得難い経験に挑戦する学生が増えることを改めて願うことになった次第です。
文学部英語英文学科 石木 利明