JALT全国語学教育学会(The Japan Association for Language Teaching)年次大会に参加して
JALT全国語学教育学会(The Japan Association for Language Teaching)年次大会に参加して
Ken Ikeda先生とゼミの学生、卒業生
2025年10月31日から11月2日にかけて、JALTは年次大会を開催しました。この大会では、何千人もの教育者、学生、教科書の著者、出版社が一堂に会し、「LanguageS:学ぶ・教える・評価する」というテーマのもと、言語教育と学習に関する知見を共有しました。
Sunday 2 November
Speakers Learner Development (LD) SIG – The Evolving Learner. Prof. Anita Aden (Mukogawa Women’s University), Ann Flanagan (Ritsumeikan Junior and Senior High School), Arisa Minami, Devon Arthurson (Hakuoh University), Henry Foster (Bukkyo University), James Underwood, Ken Ikeda (Otsuma Women’s University), Koyo Ogawa, Satomi Yoshimuta (Kwassui Women’s University)

JALTでの経験 英語英文学科4年 玉熊 カリーナイアンコルテズさん
JALTのピンクシャツ・ボランティアとして参加したことは、私にとって非常にためになる経験となりました。英語を教えることを学ぶだけでなく、学ぶために教えるという考え方の大切さにも気づくことができました。この経験を通して、教育に対する情熱がさらに深まり、個人としても大きく成長できたと感じています。
ボランティアとして活動する中で、最も印象的だったのは多くの人との出会いでした。教育に情熱を持つ多くの先生方や専門家の方々と接することができ、互いに学び合う貴重な機会となりました。英語でボランティアする機会というものはなかなかないため、自身の英語力を試す良い機会にもなりました。最初は不安もありましたが、参加者の皆様が非常に優しく接してくださり、自然と緊張もほぐれました。
また、海外からの参加者の方々と交流することで、さまざまな文化や考え方に触れることができました。日本の教育現場ではあまり見ることがないアイデアや指導法を知ることができ、自身の教え方や学び方についても新しい視点を持つきっかけになりました。
この経験を通して、英語を使って人とつながる楽しさや、言葉を超えたコミュニケーションの大切さを実感しました。これからも、学び続ける姿勢を忘れずに、自身の成長につなげていきたいと思います。
JALTに参加して 英語英文学科3年 四倉 愛莉さん
JALTは語学に携わっている教授や学生などが一堂に介して情報交換を行う場です。その中で私はインターン生として参加させていただきました。きっかけは、英語を使う場にもっと関わりたいという私の思いを知っていたゼミの先生が、この機会を紹介してくださったことです。
私たちの主な仕事内容は、来場者の方の案内やタイムキーパーなどでした。来場される方は外国の方が大半で、英語で話す機会がとても多かったです。もちろん仕事だけでなく、イレギュラーなことにも私たちが対応しなければならないので、相手の話を聞いたり自分の意見を伝えたりと、教室とは違う経験に多く触れる機会がありました。
その中で私が特に面白いと感じたのは、教授方のお話を身近に聞けたことです。それぞれの教授が研究していることをお話ししてくださるのですが、自分が扱ったことのない知識に触れることができ、とても勉強になりました。また、英語だけでなく、フランス語やスペイン語など様々な言語と日本語・英語とのつながりについてお話しされている方もいたため、新しい発見や気づきがあり、より語学への興味が深まりました。
正直私の英語レベルは高いとは言えません。今回の活動で多くの学生や外国人の方と話をして、自分の英語力の低さを改めて感じました。2日間という短い時間でしたが、何度も悔しい思いをしました。しかしそれ以上に、教授や学生からの学びが多く、充実した時間を過ごすことができました。
英語を通してもっと多くの価値観に触れ、自分の力でコミュニケーションを取れる力をつけたいと思いました。
JALT2025でのポスター発表 Ikedaゼミ卒業生 南 有紗さん
今回、所属ゼミの指導教授だったケン先生からお声がけをいただき、2025年11月2日(日)に開催された「JALT2025」という学会で、私の英語学習の歩みについてケン先生と共同でポスタープレゼンテーションをさせていただきました。
この発表のきっかけは、今年の6月に先生のオフィスを訪れたときの会話です。私が学生時代(特に大学2年時からのコロナ禍)をどう過ごし、どのように英語学習を続けてきたか、そして卒業後に英語とどう関わっているかをお話ししていた際、「その話を一緒に学会で発表してみないか」と、先生からお誘いいただきました。
休日に大妻に何度か通い、先生と発表内容の検討や資料の準備、練習を重ねたのですが、1つのゴールに向けて先生とやり取りする時間は学生の時以来だったので、とても懐かしい気持ちになりました。発表当日は、先生のお知り合いの教授をはじめ多くの方々が集まりとても緊張しましたが、皆さんは真剣に話を聞いてくださり、発表後には具体的な質問やコメントを多く頂けたのが嬉しかったです。日本で長年英語を教えている先生方や、日本の教育現場には関わりのない方まで、多様な視点を持つ方々との会話は、1回1回がとても楽しく、刺激的でした。
今回の発表で私が1番伝えたかったことは、「日本国内でも、英語学習のために活用できるツールや機会はたくさんある」ということです。いち英語学習者として、自分なりの語学学習方法を多くの方々に聞いていただけたことは、私にとって大変意義深いものでした。卒業から2年半が経った今でも、こうした貴重な機会を与えてくださったケン先生、そして準備をサポートしてくださった英語英文学科職員の方々に、心より感謝いたします。この経験を励みに、今後も新しい学びや挑戦を続けていきたいです。
