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OPEN CAMPUS

カナダ夏期短期留学

2025.11.14
受験生へのお知らせ在学生へのお知らせ

 この夏、大学のプログラムで2週間半、カナダのトロントにあるヨーク大学へ短期留学しました。英語力を伸ばしたい、異文化に触れてみたいという気持ちで留学への参加を決めましたが、実際には語学だけではなく、自分自身の考え方や人との関わり方について深く見つめ直す機会になりました。

トロントサイン
トロントサイン

 滞在中は、大学内にある寮で生活しました。最初は日本との時差や異なる食生活、環境の変化に適応することの難しさを感じました。しかし、同じ寮に住む留学生たちと話してみると、皆似たような悩みを抱えていて、自然と仲良くなれました。夜は共用ルームに皆でご飯を持ち寄り、一緒に夕食を食べたりお互いの国の話をしたりしました。言葉が完璧に通じなくても笑い合える時間がとても心地よかったです。カナダは日が沈む時間が遅いので、夕食中に寮から見える夕日がとても綺麗だったのを覚えています。

夕日
寮から見た夕日

 授業は、スピーキングやディスカッションを中心に進められました。クラスは20人程度の少人数制で、レベル別にクラス分けが行われました。授業のテーマは文化的な知識を扱ったものが多く、他の学生の考え方を聞くたびに新しい発見があり、違う視点に触れることで自分の中の考えも少しずつ広がっていきました。エッセイやVlogづくりなど日常を取り入れた課題なども与えられ、友人と協力しながら取り組みました。現地での交流を通して、相手を受け入れ、尊重する姿勢が特に身についたと感じます。相手との違いを実感したことで、自分自身を深く理解するきっかけにもなりました。

 休日には、友人たちとトロントのダウンタウンを散策しました。トロントは多国籍な街で、歩くだけでいろいろな文化を感じられます。チャイナタウンや、世界中の食材が並ぶケンジントンマーケットなど、まるで小さな国々が街の中にあるような感じでした。CNタワーやトロント島などの観光地も訪れ、充実した休日を過ごしました。念願のナイアガラの滝にも行きました。着いてすぐに滝の迫力と壮大な自然の景色に圧倒され、しばらくその場を離れられませんでした。

夜
トロント島から見える夜のダウンタウン
滝
ナイアガラの滝

 この留学経験を通して特に学んだのは、「自分軸であること」の大切さです。留学前の私は他人の言動に影響を受けやすく、自ら意見を主張することができませんでした。しかし多様な価値観に触れ、互いを認め合い尊重することで、自分の意見や選択に自信が持てるようになりました。 カナダで過ごした時間は、ただ英語を学ぶだけでなく、自分自身を深く知るきっかけになりました。文化や言葉の違いに戸惑いながらも、互いに支え合い、笑い合い、たくさんの人と交流したこの経験はとても貴重なものとなりました。これからは自分の価値観を大切にしながら、さまざまな人と協力して成長していけるようになりたいと思います。