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OPEN CAMPUS

天野ゼミ日帰り研修旅行記

2023.09.15
ゼミ合宿

夏休み中、学生の希望によりいくつかの卒業論文ゼミがゼミ旅行にいきました。

今回は天野先生のゼミがおこなった、東京都内日帰り研修旅行の様子をお伝えしていきたいと思います。

9月11日(月)、日本語学ゼミで日帰り研修を行いました。

第1部は、朝9時30分から、3年生の卒論構想発表会。
ロの字型に机を配置して、一人10分の発表を、10人分、行いました。
どれも、興味深いテーマばかりでした。

第1部が終わったのは、12時30分頃でしたでしょうか?
早く御昼ご飯を食べたいけれど、第2部に突入します。

第2部は、「人形町」散策です。
みんなで半蔵門から電車に乗って…「水天宮前」下車。
水天宮は江戸時代から安産・子授けの神様として多くの人にお参りされてきた神社。
そのようなことを考えながら、静かに集合写真を撮りました。

真夏日で暑い中でしたが、青空の下楽しそうな様子が伺えます

人形町の駅方面へと、人形町通りを散策します。
気温は32度くらいはあったでしょう。
目的の人形焼きのお店は、一件目はお休み、二件目は、売り切れ…。
二件目の板倉屋さんで、おすすめの昼食処を教えていただきました。
画像のマップは、「人形町商店街協同組合」のマップです。

人形町には素敵なお店がたくさんあるようです。もっと時間をかけて探索したいですね!

教えていただいた、甘酒横丁の「さくら草」で昼食。
14時頃になっていました。
ネギトロ丼定食、焼き魚定食、日替わりの海老フライとクリームコロッケ定食。
どれも具だくさんの豚汁付き、おいしかった…。
みんなで食べたから余計美味しかった?

おいしそうなエビフライ!豚汁もボリュームありますね

昼食の後、甘酒横丁、大門通りを歩き、組紐の「龍工房」へお邪魔しました。
コロナ禍で体験は休止していますが、工房に入らせていただき、現代の名工・福田隆さんからお話を伺いました。
中尊寺金色堂、藤原秀衡懸守の紐の復元など、変えてはならない伝統の継承と、新しい未来に向けて、わくわくするような改革にも取り組んでいるということ。
アニメ映画「君の名は。」の三葉が髪を結ぶために使う組紐。原画から細部まで忠実に再現したものも見せていただきました。
ラグビー・ワールドカップ2019のメダルのリボン部分も、龍工房が作成した組紐だったのですね。
組紐の概念がひっくり返りました。
お別れには、拍子木の一本締めで送っていただき、熱い江戸体験を致しました。
ありがとうございました。
ここまでで第2部が終了です。

一番後ろの列、左端が福田さんでしょうか。お写真もご一緒くださり、大妻日文学生を温かく迎えてくださったことが感じられます。

第三部は、人形町から半蔵門にもどり、「国立劇場」の文楽観賞です。
暗くなりかけた18時30分開場、10月から改修工事に入る国立劇場の、さよなら公演。
演目は「曾根崎心中」でした。
6月10日の大妻女子大学日本文学会における、高木秀樹先生のご講演を思い出しながら、人形浄瑠璃の世界に浸ります。
若く純粋な二人の恋、揺れ動く心、その最期の瞬間まで、まるで人形に宿った心の声が聞こえてくるようです。
音楽と、人形と、作品の総合で、こんなにもすばらしい芸術作品が生まれるのですよね。
研修の終了は、21時。長い一日でしたが、楽しかったです!

「曾根崎心中」を文楽で観劇できたのは、価値ある体験でしたね!学生のうちにこのような経験を重ねると、豊かな人生を歩めることでしょう。

おしまい