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OPEN CAMPUS

2024年度 ゼミ合宿記 第三回 倉住ゼミat奈良

2024.10.08
ゼミ合宿

今年の夏は、5つのゼミが合宿をおこないました。今回はその3回目、奈良へ行った倉住先生の上代文学ゼミの様子をお伝えして参ります。

9月2日~3日の2日間でおこなわれたゼミ合宿。上代万葉集のご研究を専門とされる倉住先生は、以前「奈良であれば詳しいです!」とおっしゃっていました。

学生たちも授業で先生が教えてくださる和歌の歌われた土地を先生と共に歩くことができて、すばらしい経験になったことでしょう。

さて、一日目の集合場所は宿泊ホテルロビー。
先生を待つ間、学生たちは…

なんておいしそうなかき氷!ホテルのロビーにて召し上がったそうです。

奈良は、2015年から「奈良かき氷MAP」を作成し、様々なお店が独自のセンスとアイディアで見てよし、食べてよしのかき氷を展開しているらしいのです。
奈良には、はるか昔に氷を貯蔵する氷室があり、氷の溶け具合でその年の稲作の出来を占ったとされていて、氷と縁が深い奈良は、全国から多くの方がかき氷を楽しみに訪れ、この街の魅力のひとつになったそうです。「氷の聖地」ともいわれるほどに。

かき氷も食べ終えて、最初に向かったのは東大寺。

まず、門が大きい。奈良は京都よりスケールが大きいように感じますね。
大仏殿に到着。外国からのお客さんも多くいらっしゃいます。

一日目はこの後、春日大社、平城京跡などを散策して終わりました。

二日目はまず大神神社へ。「おおみわじんじゃ」と読むこちらは、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)を御祭神とする、原初の神祀りの様を伝える我が国最古の神社だそうです。
奈良といえば!三輪そうめん。今から170年前から続く三輪素麺、池利。池利の素麺が食べられるお店「千寿亭」にて昼食です。ものすごく暑かった今年の夏。「暑いのもあって、とっても美味しかったです!」と先生。
お昼の後向かったのは長谷寺。「隠国(こもりく)の泊瀬(はつせ)」と万葉集にうたわれているように、この地のことをその昔、豊初瀬(とよはつせ)、泊瀬など美しい名でよばれていたのだそうです。そのため、初瀬寺、泊瀬寺、豊山寺とも言われていたとのこと。これは入ってすぐの仁王門。
こちらは登廊。平安時代の長歴三年(1039)に春日大社の社司中臣信清の子供が死に瀕し、お祈りの末、病気平癒の御礼に造ったものだそうです。灯篭が素敵ですね。

2日間、3年生の5名が参加したゼミ合宿。
倉住ゼミは例年人数も少なめなので、アットホームで仲良く学んでいます。

これから本格的に始まる卒論制作に、苦しい時の仲間の応援、アドバイスは必ず助けになるものです。
悩んだ時も、うまくいかない時も、万葉の時代から今に至る悠久の時を共に肌で感じた仲間とともに、乗り越えていけることでしょう。

みなさん、お疲れさまでした!