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OPEN CAMPUS

大妻博物館開催中 貴重書展示『新曲』披露展示替えドキュメンタリー

2026.11.02

現在、大妻博物館では特別展「大妻女子大学日本文学関係貴重書展示『新曲』披露」を開催し、大変好評を博して多くの来場者でにぎわっております。
そんな『新曲』ですが、巻物のかたち。上下二巻の成り立ちでありまして、今回は途中展示替えをおこない、前期上巻、後期下巻の公開というなんとも贅沢な公開を計画しておりました。

そもそも、巻物は読む部分のみを開き、既に読んだ部分は巻き取っていくため、作成当時読んでいたであろう人びとはコンパクトに読んでいたはずではありますが、貴重書展示としてみなさまのお目にかかる部分が、一カ所のみでは、残念!ということで、まるでひとつの絵画のように絵巻物を見ることができるのです。

今回後期展示替えの様子を追いかけました。博物館展示裏側ドキュメンタリーをお楽しみください。

まず上巻を巻き取っていきます。こちらは学芸員さん
ガラス板を動かす学芸員さんの七つ道具
これからこちらの下巻を広げていきます。
何も下に広がっていないうちに学芸員さん、ゴムハンマーでパネルを固定。音だけ聞いていると大工さんみたい。
慎重に頭から巻き取った上巻を、箱に入れるために後ろから巻き直していきます。丁寧にきっちり巻かないと箱に入らなくなってしまうのです。(巻き担当小井土先生)
巻物トップの紐や、題簽部分が痛まないように細心の注意を払って広げてゆきます。
延々とうしろむきに気をつけながら進んでゆく学芸員さん
途中斜めになっていないかメジャーで位置を確認
さっきのハンマーはこれか…。
なかなか見られない光景

ここまで広げてひとこと。
小井土先生:「トップにこの何もない空間を移動させて、この左側の壁に貼ってある絵パネルをトップの空間に置けませんかね?」
学芸員さん:「…あ、ということは、全体的にずらしていく、ということでしょうか」
小井土先生「あ、はい~。できますかねえ?」
学芸員さん:「え…ええ、できますよ!」
小井土先生:(小声)「わがままを言ってしまった」

というやりとりのあと、またもや細心の注意を払いながら横へ移動。

その結果、無事に良い位置へ。
そしてトップの空いたところへ上巻のあらすじと絵を。前期展示を観なかった方にも分かりやすいとても親切な展示です!
アクリルピン(BとかLとかいう正式名称らしい)でふんわり固定。「ギュッ」と固定すると痛むので、こうしてピンと貴重書の間に空間を持たせつつも安定させて展示するのですね。
ピンがいっぱい
他の展示ケースも若干展示内容が変わります。
前期に展示したものを箱にお片付けする小井土先生
これが例の音声ガイドです!今回初の試み。使用方法はこの掲示板を見て、音声ガイドと共に展示内容を堪能してください。

バックステージでこんな風に学芸員さん達が手を尽くしてくださっていたとは…!
おかげで貴重な資料を安全に、見やすく楽しめるのですね。
感謝してもしきれません。

会期は12月4日(金)まで。
一度ご覧になられた方も、ぜひ展示替え後の、後期内容を楽しんでください。

ご来場お待ちしております。