名誉教授 杉浦静先生が朝日新聞「ひと」の欄に掲載されました
2024年11月27日朝日新聞に、本学名誉教授でいらっしゃる杉浦静先生が「ひと」欄に掲載されました。(下記URLは朝日新聞デジタル版、有料記事)
https://www.asahi.com/articles/DA3S16093401.html?iref=pc_photo_gallery_bottom
今回の記事は、9月の第34回宮沢賢治賞を受けたことがきっかけになりました。杉浦先生は、宮沢賢治が物語や詩(心象スケッチ)を書いていく過程でどんどん ことばや内容が変わっていく。その経過には賢治の心境の変化が読み取れるのだとインタビュー記事でおっしゃっています。変化していく魅力的な草稿を研究し、わたしたちに見せてくださっている「ひと」として掲載されています。
「ひと」欄について、「中央公論」「婦人公論」編集長などを歴任され、新潮社雑誌「考える人」編集長を務めた河野通和氏は、このように語っています。「「常設の人物紹介」欄とするならば、起源は1905年(明治38年)4月30日に創設された東京朝日新聞「東人西人」欄にさかのぼると言われます。それが現在のような形になったのは、1971年4月1日から。前日、「ひと」欄新装のお知らせにはこうあります。「日々のニュース線上の中の人間像に新たな光をあて、さまざまな階層、立場の人の素顔を描いて行きます。いわば『ニュースの人』ともいうべき、いきいきしたコラム」「80年5月からは記者の署名入りとなり、より人物本位のラインアップに変わります。2000年4月からは、いまの2面がほぼ定位置に。」「2面左上の指定席。よほどの大事件でもない限り、日曜日を除くほぼ毎日、休みなしに掲載されます。実に多様でユニークな人物が登場してくるのが楽しみ」な、欄であるとおっしゃっています。(2015年12月26日の記事より引用)
「多様でユニークな人物」に選ばれた杉浦先生。
本学で教壇に立たれていた身近な先生が、このような場所に登場されると、卒業生みなさんの思い出、そして現在受講している学生みなさんの授業がより一層貴重なものに思えてくるのではないでしょうか。
1月には、岩手版でさらに大きなインタビュー記事が掲載される予定、とのことです。これからもご活躍が楽しみな杉浦先生です。