大妻英文学会秋季例会　伝える言葉・伝わる心～英語アナウンサーから朗読家へ～

　英語英文学科では、毎年11月頃に秋季例会として英語や英文学にまつわるイベントを開催しています。
　今年は、バイリンガルフリーアナウンサー・英語朗読家の青谷優子先生にご講演いただきました。

　青谷先生には、英語でのコミュニケーションについて、特に「感情を適切に込める」「表現する」ことが重要であるという観点からお話しいただきました。文法的に見れば同じ文章でも、読み方、発声の仕方によって全く意味が変わる……という、実例を交えてのお話は、大変新鮮でした。
　また青谷先生ご自身の波乱万丈の経歴についてのお話も、よい刺激となりました。

　そして、ご講演の最後には、青谷先生による、小泉八雲（ラフカディオ・ハーン）の “Mujina”の朗読の実演も聴くことが出来ました。
　教室の電気を、教壇の上のライト以外は全て消して（暗かったので写真が残っていません。お見せしたかった……）、雰囲気たっぷりの中で行われた朗読の臨場感と迫力は本当にすばらしく、「感情を込める」ということの持つ威力がよくわかりました。
青谷先生、本当にありがとうございました！

文学部英語英文学科　大島 範子