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OPEN CAMPUS

ALEC(Advanced Learners’ English Course)修了者による座談会

2025.03.19
学科イベント

英語英文学科には国際社会に通用する高い英語力を育成することを目的とした少人数精鋭のALEC (Advanced Learners’ English Course)という特別プログラムがあります。このプログラムを修了するためには、ALEC履修者だけに開講される、オールイングリッシュの授業8科目を履修・単位取得すること、英検準1級以上またはTOEIC® LR 785点以上の取得という2つの条件をクリアしなければなりません。2024年度は3人の修了者がいます。そのうちの2人、加藤千暖さん(4年、TOEIC®LR 840点取得)と小野百合子さん(3年、TOEIC®LR 845点取得)の話には英語力をアップさせるための努力・工夫が詰まっていました。

 

加藤  千暖さん(4年)

大学では英検準1級を取ろうと思っていました。そんな時にALECのことを知りました。英検準1級を取らないと終われないって書かれていたので、これはモチベーション維持につながるだろうと思い、履修しました。

終わって今とても安心しています。4年生の夏から秋になって、やっとTOEICの修了要件スコアを達成できましたが、それまで終わらないんじゃないかと心配していました。授業が難しくて理解できないことも結構ありましたから。2年生の時に履修した「Academic English 2A」では先生が何を言っているのか分からなくて、周りの人に「今何て言ってたの?」といつも訊いていたくらいです。終わって本当に安心感でいっぱいです。

1年生のときに「資格英語(TOEIC Preparation)」の授業の中で受けた模擬TOEICテストが400点台でした(難しすぎて寝落ちしてしまいました 笑)。その後で、公式問題集を3冊買って、1日にテスト1回分を解いていきました。間違えたところをチェックして、分からなかった単語をチェックして書いて、ということを何周もやりました。また問題を解くときは、本番の75分を短くし、60分にしていました。これで本番で時間が余るようになりました。リスニングは音声を1.5倍や2倍速で聞くようにしました。おかげで本番の音声がゆっくりに聞こえるくらいになりました。

私は学歴コンプレックスのようなものがあったんですね。だから、学歴だけじゃない、何か別の、勉強ができるという証明が欲しかったんですね。これがあったおかげでモチベーションを保って勉強が続けられたんだと思います。自分で勉強する以外では、課外英語プログラムを2年生から4年生までやっていました。それから4年生になってからはTOEICの公開テストを3、4回受けました。かなり「課金」したと思います(笑)

今ALECを履修している人たちには、「やめないで頑張ってね」と言いたいと思います。私自身何度も消えたくなりました(笑)  でも修了できましたから。

 

小野  百合子さん(3年)

ALEC修了の連絡を頂いたときの気持ちは「おお、そうなんだ!」でした。率直にすごく嬉しいなという気持ちでした。目の前のことを着実に一生懸命取り組んだ結果、修了できたという感じがして、大変なこともあったけど楽しく英語を勉強する機会をいただけてよかったと思います。

ALEC科目の授業は、ALEC以外の授業とは違ってみんなやる気がありました。「ああ、だるいな」という感じを出している人もいないし、頑張っている子も多いので刺激になりました。課題が多い科目もあって、それによって勉強量が増えました。

はじめてTOEICを受けたのは高校1年のときで、200点台でした。一生懸命やってそれでした。大学に入ってからは、リーディングが全然上がらない時期があって、その時に当時の4年生の先輩から『TOEIC直前の技術』という問題集を勧められました。その本にはスコアを上げるためのテクニック的なことも書いてあって、それで勉強したらスコアが上がりました。リスニングの練習をするために、大学の英語教育研究所に通っていた時期もあります。「トレーニングTOEICテスト」というアプリもリスニングの練習のために使いました。そうやっていろいろやっていくうちに、気が付いたらTOEICは800点を超えていました。ただ、それでもリーディングは最後まで読み終ったことがありません(笑)

私は楽しくないと何も続かないんですね。だからNetflixで英語字幕にして、分からなくても映画やドラマを見ました。よく、まず日本語字幕で全部理解してからもう1回見るというような勉強法が言われたりしますが、私はそれでは楽しくないので、分からなくても英語字幕で見ていました。どうしても知りたい場合は、1回戻して日本語にして確認しました。

ALECを一緒に取っている友達と英語で話すということもやっていました。昼休みとかレストランに行くときとか、ちょっとした時です。それからオンライン英会話をやってました。ずっとやっていたわけではなく、気分が乗れば3か月だけ登録するというようなやり方です。あとは、1年生の時に課外英語プログラムにも参加していました。

ALECを履修している人たちに言いたいことは、人と比べないことです。感覚として、英語で話すということに壁を感じている人が多いなという気がします。ALECの授業でも、受講者どうしでディスカッションしてくださいと指示されても、なかなか英語で話しにくいという人がいます。とにかく話したいっていう気持ちを持って、「自分流イングリッシュ」で伝わればいいんだというマインドになるのが大事だと思います。

文学部英語英文学科 新谷 敬人