『書物学』に木戸雄一先生のご活躍が掲載されました

昨年2022年3月10日~7月10日、市谷の杜 本と活字館で開催された「100年くらい前の本づくり」という特別展にて、木戸先生が協力され、大好評のうちに幕を閉じたのをご記憶されていらっしゃる方も多いのではないかと思います。

こちらの展覧会の様子や先生の研究結果が勉誠出版より刊行されている『書物学』第24巻にまとめられました。

『書物学』は、刊行のことばに、「これまでに蓄積されてきた書物をめぐる精緻な書誌学、文献学の富を人間の学に呼び戻し、愛書家とともに、洋の東西を隔てず、現在・過去・未来にわたる書物論議を展開する場として、ここに『書物学(Bibliology)』を刊行する」とあります。

今回木戸先生が携わったのは、展覧会の表題の通り、およそ100年前から本づくりがどのように変わっていったのか、本を解体していく調査の中解明された研究結果をもとに展示していく内容の監修を行ないました。

こちらが、『書物学』。図書館にも蔵書されています。ぜひ手に取ってお読みください。

木戸先生の後ろ姿発見!

ページを繰っていくと、見慣れた先生の字が…。紙の成分分析などで、製本時期の推定をする、ということも本の中に書かれていました。科学の分野が関わっていますね。

プロのカメラマンが撮影すると先生の姿も一味違いますね。(いや、いつも素敵ですよ?)

こちらが『書物学』の裏表紙

こちらが元の調査ノート。貴重な先生のノートを拝見させていただきました。

細かい調査内容と、上手な絵に感嘆。さすが元漫研!

←ある作業中ヒマを持て余した木戸先生がその昔描いた絵。木戸先生は絵心のある方です。

素晴らしい集大成に感動のお声をかけたところ、「いや~、なんかゲスト二人くらい呼んだ、僕の同人誌みたいになっちゃって」と、笑いながら謙遜されていらっしゃいました。

先生方は、日々こうして研究を進め、形にし、その結果を授業に生かしていらっしゃいます。
大妻日文は研究の最先端を学ぶことのできる学科です!学生のみなさんは、誇りをもって学生生活を送ってください。
高校生のみなさん、大妻日文は、心よりお勧めできる学科です。

『書物学』を読み、木戸先生にお会いしたらぜひ裏話などきいてみてください。