草稿・テキスト研究所は、1999年4月に設置され、本年度で11年目を迎えました。本研究所は、「文学の草稿テキスト等に関して基礎的資料を収集整備していくこと」、「文学研究に資するための文献処理法について、広く共有し得る基礎的方法論の確立」、「新たな文学研究理論」の追求、を目的に掲げています。その実践として、ほぼ一年ごとにシンポジウムや講演会を開催し、研究を深めてきました。また、昨年度からは年報の刊行を開始し、ひろく研究所の活動や研究成果を報告することになりました。近年、本学情報センター図書館には、梶井基次郎関係資料を初めとして貴重な資料が逐次収集されてきていますが、これらを活用した草稿研究のプロジェクトを実現する時期に来ているようにも思います。また、本学の収蔵する貴重な草稿関係資料を中核とする草稿資料のデータベース化も早急に進める必要があろうと思われます。
今年度これらの課題を少しでも実現すべく、活発な活動を展開したいと思います。