あっ という間に1週間。

お待たせいたしました!

先週は、現在も図書館棟で行っている「ウエディング」に関連した展示から、転じウエディングケーキのお話を致しました。
3段ケーキはイギリスで作られたんですよー。というところまでいきましたね。では、本日はケーキにとって最も(?)重要な食べ方についてのお話を続けましょう。

  「私、ウエディングケーキを作ったから食べ方なんて知っていてよ!」

 というお嬢さんは少ないのではないかと思うのですが、皆さんはこの、3段ウエディングケーキを食べるとしたらどこからいただきますか?少し考えてみてください。
もちろん、全ての部分が食べられることが前提です。

    ① 崩さないように上から食べる。
 
    ② あえて挑戦! 下から食べる。
 
    ③ 自分の胃袋の限界に挑戦する。
  
    ④ 披露宴の主役達に食べさせてもらう。

           さぁ、    答えは 

もちろんどれでもありません。

この 3段ウエディングケーキ。
どのような人が どの部分をた食べるのかが既に決定しているのです。

 3段重ねの1番下は、 披露宴に来てくれた列席者の方、
 中段は、当日に列席できなかった遠方の方々(欠席者)、
 上段は、二人の結婚1周年記念か、赤ちゃんが生まれたら食べることになっています。             もちろん、それまでは大切にケーキを保存。

「ケーキ腐るよ?」 なーんて思ったそこのアナタ。
大丈夫です。この、イギリスのケーキは「シュガーケーキ」という種類のケーキなので、長期保存が可能なのです。日持ちさせるためにドライフルーツやブランデー、さらにスパイスなどを、たぁーっぷりと使用。それらの上をシュガーペーストで覆うのです。 ・・・甘そうですね。
現在でも、イギリスでは「ウエディングケーキ」といえば、このシュガーケーキと相場が決まっているそうです。

ちなみに。結婚式にケーキらしきものが登場したのは(諸説ありますが)   古代エジプトにおいてのことだ、とも言われています。

いかがでしたでしょうか。
まだまだ各国様々なケーキがありますが、今回のウエディングケーキ特集はこれでおしまい。            ご興味がお有りの方は少し調べてみると面白い話に出逢えるかもしれません。
なお、1階の展示は18日までの期間限定です