7月です。月末には定期試験。その前に立ちはだかるレポートの提出期限。
それが、わが大学の7月です。
文系図書室でも、この時期は利用者さんがよくいらっしゃいます。
ここ最近人気の資料は安定している古典全集4シリーズと、『古事類苑』のようです。こちらは明治・大正期に編纂された「日本最大」と言われる百科事典ですね。重量感あふれる資料です。書架から抜き出すときは手首等を痛めないようご注意ください。
この『古事類苑』。調べ方が幾つかあるのはご存知でしょうか。おおざっぱに分けると以下の3パターンになります。
① 『古事類苑総目録索引』の利用
② 『古事類苑新仮名索引』の利用
③ インターネットのデータベースの利用
さて、①,②はどちらも『古事類苑』の索引です。では何が違うのか。
実は、②の「新仮名索引」は旧仮名遣いではなく、新仮名遣いの読み仮名五十音順に並んでいるのです!!
「え、それだけ?」と思われた方は是非、
『古事類苑新仮名索引』の「あとがき」をお読みください。
ちなみにヨミゴロウは一部に実体験に基づく強い共感を持ちました。ありがたやー。
なぜ『古事類苑新仮名索引』は刊行されたのか。
それと同時に『古事類苑』と気軽な出会いを果たせるかもしれません。
③のデータベースは「国際日本文化研究センター」の関係データベースや、国文学研究資料館のデータベースを参考にされると便利です。
なおデータベースで確認し、レポート等に使用する場合は必ず信頼できる提供元かの確認,アクセス日時を記載するのを忘れないように気を付けましょう。インターネットは便利ですがレポート等に使用する場合は更新日や発信元が重要なのです。