最近の文系図書室事情

今更ですが、文系共同図書室は来年お引越しをする予定です。新しい移転先は現在建築中の新校舎です。

クレーンやトラックで賑わっているあの位置ですね。果たしてどのような校舎が出現するのか。気になる方は大学のHPトップへ

 

さて、図書室そのもののスペース事態は残念ながら現在よりもコンパクトになるそうです。

とはいえ、「授業の合間にどうしても確認したいことが!でも図書館までは難しいわ!次の授業に間に合わない」という時などは密かに役立つ予感がちょっとします。

 

そのような理由で、6月から日文・短国の先生方による選書作業が行われておりました。無事、昨日にて貸出停止期間は終了いたしました。ご協力ありがとうございました。

実はヨミゴロウ、選書にいらした先生を激写しブログに載せようと企んでいたのですが、諸事情にて諦めました。うーむ、残念。

果たして現在図書室にある資料からどの本が新図書室に向かい、どの本が図書館に鎮座するのか。それはまだまだ未知数です。乞うご期待!(?)

今年最後の。

ブログ更新となります。 今年はヨミゴロウ、あまり更新が出来ずに反省しきりです。

来年はちょっとした連載を始められるように頑張って… 頑張れるか…?

が、頑張ろう 

また今年の文系共同図書室の開室も本日でおしまい。来年の開室は7日(土)です。

図書館さんは26日まで開館しています。ただ土曜日はお休みなのでご注意を!!

 

今年は例年以上にいろいろと大変なことがありました。

そしてすっかり年の暮れ。

皆さま 穏やかに来年を迎えられますよう。 

台風一過。

昨日は台風15号の影響により、3時限以降は『全学休講』となりました。

文系共同図書室もお昼の12時に臨時閉室いたしました。図書館棟も1時には閉館に。

学生の皆さまは無事にお家に帰れましたでしょうか。怪我などされてる方がいなければよいな、と思っているヨミゴロウです。

今回の台風は本当に雨やら風やらが激しかったですね。台風被害の状況がニュースなどでも放送されていましたが、あちらこちらで大変な事になっております。

 

本日の朝はまさに台風一過!とばかりに晴れているのですが、 よくよく見ると台風のせいと思われる被害がちらほらしております。

学校から図書館棟に来る途中にあるマンションでは、植栽されている木が根本の土ごと一緒に傾いておりました。

もちろん、倒れないようにきちんとビニールテープで支えられています・・・。

台風の影響で脆くなっている部分などもありますので、 皆さま 町を歩かれる時にはお気をつけ下さい。

 

台風一過

 

 

 葉っぱが

 文系図書室の窓ガラスに綺麗に張り付いています。

 実際には葉脈までバッチリです。

 はてさて。

 いつまで ひっついていてくれるでしょうか。

後期授業開始です。

9月に入り、息をするのも辛い暑さからやっと解放された気がするヨミゴロウです。

皆さま夏休みはいかがお過ごしでしたでしょうか。後期の授業も始まってから3日。そろそろ授業の感覚を思い出し始めた頃でしょうか。

さて、文系図書室とはちょっと違いますが、宣伝。宣伝。

 

授業開始からはじめての土曜日。明日の9月17には図書館のラーニング・コモンズでイベントがあります。

その名も

 「書を捨てず、町へ出よう -文学を歩く-」 文学部日本文学科 須田喜代次教授

う~む。明日は一体なにが起きるのでしょうか。

「町」,「歩く」という言葉から推測すると、もしや須田先生と一緒にラーニング・コモンズからお出掛けするのでしょうか…??

いやいや。きっと文学の中を歩くのでしょう。(※これらはヨミゴロウの勝手な推測です。図書館のホームページに正しいヒントがあります。)

まぁ、ここで考えていても分かりませんね!

気になる方は、明日の午後1時に是非!図書館棟4階ラーニング・コモンズにおいで下さい

(詳細が気になる方は図書館のトップページや各掲示をご覧下さい~。)

 

なでしこ!!

本日は朝からあちらこちらで「女子ワールドカップドイツ大会優勝」で盛り上がっております

なでしこジャパンのみなさま  優勝おめでとうございます

学生さんがたにも観戦した方は多いのでしょうか。
ヨミゴロウは嬉しいことにPK戦を見ることが出来ました

同じ女性、ということで学生さんのなかには色々と影響を受けた方もいるかもしれません。

さて。この「なでしこジャパン」のなでしことは、サッカー協会が日本女子代表の愛称公募を行って決定したものだそうです。やはり、「大和撫子」が関係にあったそうな。

 

そこで、「なでしこ」について少々調べてみました。

「なでしこ」の出てくる和歌といえば、古くは『万葉集』に遡ります。その中でも大友家持は「なでしこ」を特に詠む事が多く『万葉集』の中にある、なでしこの歌の大半に家持さんが関わっている。というのが有名ですね。
別には、山上憶良によって秋の七草として詠まれた、というのが有名です。

・ あきののに  さきたるはなを  およびをり  かきかぞふれば  ななくさのはな  

                     万葉集・巻八 1537 (『新編国歌大観 : CD-ROM版』 より)

単純に「撫子」とだけいう場合は「カワラナデシコ」を指すことが多く、後に、中国から渡ってきた撫子に「唐撫子」と名前がついたので「大和撫子」という名がついたそう。他にも、形見草・日暮草・懐草などの雅名があります。
「石竹」というのは唐撫子のことを指す、というのが一般的とされることが多いですが、家持さんの歌にある「石竹」はまだ渡来前と考えられるので「カワラナデシコ」のことですよ~、と言われているものも見かけます。

うーむ。時代って大切。

他にも「なでしこ」が和歌のなかで持つ意味や、関わりのある作品は多いのですが、とっても多いのでここではちょっとした紹介のみ。
秋の七草に関わるとして、今回挙げたのは1首ですが、実はもう1首、有名な歌のほうに「なでしこ」が詠まれているのです。興味のある方は是非、探してみてくださいね。

 

【参考資料】  ※いずれも文系共同図書室にあります。
・万葉植物事典 : 万葉植物を読む / 山田卓三 中嶋信太 911.126/Y192/C
・図説|草木辞苑 / 木村陽二郎 監修  470.3/So38/B
・歌枕歌ことば辞典 / 片桐洋一 著  911.103/Ka81/aC