あつあつの湯豆腐に、ほかほかのサツマイモ。
おいしいですよね、なブンスケです。
さて、なぜに豆腐にサツマイモかと申しますと、ちゃんと理由があります。ええ、決して食い意地が張っているわけではないのですよ。
本日、10月17日(土)
10:00~15:00
千代田校舎本館にて、貴重図書の展示を行っているのです。現在進行形で展示されております。展示図書は『俳諧百一集』、『さごろも』などなど。その展示図書の中に『豆腐百珍』、『甘藷百珍』という江戸時代の料理本があるのですが。
「そもそも百珍とはなんぞ?」
とブンスケは思いまして、調べてみた次第なのです。
まあ、簡単に言ってしまいますと『江戸時代に出版された豆腐料理百品のレシピ』なわけですが、これで終わってしまいますと面白くありません。
と申しますのも、この豆腐を使った料理。
江戸時代にあってすでに数百種類のレシピがあったというから驚きです。江戸の皆さま大好きなお豆腐。しかし、今のようにテレビにパソコンと情報伝達が発達しているわけではないので、色々豆腐料理が食べたいんだけど、作り方が・・・というわけで登場したのが『豆腐百珍』、『豆腐百珍続篇』なわけなのです。
続篇が出版されただけでもその人気ぶりが窺えます。
さらに豆腐のほかにも甘藷(サツマイモ)百珍、鯛百珍、卵百珍、こんにゃく百珍、ハモ(海鰻)百珍と出てくる出てくる。江戸の皆さまはグルメな人が多かったのですね。
さてさて、そんな江戸の皆さまが食べていた料理は、
(文系共同図書室)
・『図説江戸時代|食生活事典』雄山閣出版 596.02/Sh963/C
(千代田校図書館)
・『たべもの江戸史』新人物往来社 596.02/N25-2
・『豆腐百珍』とんぼの本 596.2/F74
・『翻刻|江戸時代料理本集成』臨川書店 596.02/E24/5
などでご覧頂けます。