大妻女子大学図書館所蔵 日本文学・国文学貴重資料
7.白縫譚 第64編上下序文、中本合一冊

合巻。二世柳亭種彦遺稿。延寿堂板。校正刷りは、版木を入木等で訂正してしまえば不要となるため、伝存するものが極々少ない。左側の校正刷りでは、朱で指示されたところを彫り師が修正したのち、改めて刷り直したものを該当箇所に切り貼りして再確認を求めたものである。現在で言う再校刷りに相当する。当然ながら、商品として発売されたものはすべて訂正後のものということになるが、発売された完成刊本から訂正箇所を見つけ出すのは極めて難しい。
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