日本文学科学生が全国大学生俳句選手権にて準グランプリを受賞しました!

愛知県犬山市の女流俳人、鈴木しづ子さんの顕彰記念事業として開催された、第5回全国大学生俳句選手権において日本文学科3年生の市川ももねさんが、準グランプリを受賞しました
受賞作品は、
「青時雨きれいに生きるなんて無理」
です。
受賞式での作品解説に市川さんは、「いまだに西暦と和暦をパッと変換できないし、傘はうまく差せないし、他人が当たり前に出来ることがあまりに下手くそで、それでも表面はどうにかして生きています。
季語として青時雨を選んだのは、その生活の中で青々とした緑に雨粒が穏やかな時雨として雨を教え、目に映る涼しさと梅雨どきの湿度がぬるくかき混ざる様は、私が思う生きていくことによく似ている気がしたので選択しました。
嫌なこと、悲しいこと、それらを上手く処理できなくても生活は続いていく。この感覚は現代の文体が適していると思ったので口語を詠みました。」
真面目で控えめ、しかし考えはしっかりとしている大妻の学生らしい様子が作品からも解説の言葉からもうかがえます。
たとえコロナで理想どおりの学生生活でなかったとしても、その中で俳句を作り、表現したものを世の中に投じていくチャレンジ精神に感銘を受けますね!

市川さん、受賞おめでとうございます!

(右:市川さん、左:鈴木しづ子顕彰会会長)
選手権の様子はyoutube配信されております。