市谷の杜 本と活字館企画展はじまりました

みなさま、こんにちは。連続登場まりもまりりんです。

今日も前回に引き続き、木戸雄一先生が監修された市谷の杜 本と活字館企画展「100年くらい前の本づくり」のお話をさせていただこうと登場いたしました。

予定通り3月10日、無事に開始されたようです。前日より設営に行かれていた木戸先生に、ぜひ写真も撮影してくださいと助手さんが依頼し、それを受け、出来上がった企画展の館内を何枚か撮影してくださったようです。それらをみなさんにお披露目したく、わたくしまりりんが再びしつこく出てきたわけです。

まずは外観より。こちらはホームページでも拝見できますね。 さあ、館内に入りました。1階はカフェスペースもあり、コーヒー片手に館内施設を楽しむこともできるらしいのですが、木戸先生曰く、「1階でコーヒーを買って、決まったスペース、記録室や活字ベンチでいただくことができるようですよ」とのことです。

企画展の中に進んでみましょう。

  このように、100年くらい前の本たちが美しく並べられています。今回の展示内容は、日本が昔から作ってきた「和綴じの本」から、洋装本になったときにどうやって作っていったのか、どんなつくりになっているのか、100年前の本を解体して中をお見せし、さらに複製が横にあり、手に取って見ることもできる形態になっているのですが…

この写真の左端にある本が、その複製のようです。

展示の中には、矢印とそこに掛かっている札のようなものがあり、ここに見どころ解説があるそうです。「花布がチェックでかわいいぞ」と書かれていました。他の短冊型見どころ解説は、行ってのお楽しみ…ということで。

木戸先生が所蔵されている貴重本も何点か提供され、展示に協力されたそうです。「個人蔵」となっていたらそれが木戸先生の秘蔵貴重書かもしれません。

木戸先生所蔵の貴重本も、今回の解体した本の中のひとつにあったわけですが、その本が解体・展示され、終わった後どうなるかといいますと、なんと本のお医者さんがいるらしく、修復してもとに戻るのだそうです。

その本のお医者さんがこちらの白衣の方。そしてとなりは…

木戸先生!

をイメージして作られたポスターだそうです。

とってもかわいいイラストです。チラシポスターにはしっかりした良い紙を使っているらしいですよ!

木戸先生は、「その道のプロや、研究者が楽しめるような難しい展示ではなく、一般の方々が何も知らなくても分かって、楽しめて、知識を得られる展示内容にできるように工夫しました」とおっしゃっていました。

研究室にて立ち話でしたが上代文学ご専門の倉住先生は木戸先生に「木戸先生は100年後に残る仕事をなさっていますね」とおっしゃっていました。

学生のみなさん、「100年残る仕事をする教授、木戸雄一先生」に教わることができるのは、とても幸せなことなのですよ!

ではでは、今日はこの辺で。

さきほど助手さんが、思い出したかのように久しぶりに水の入れ替えをし終わって視界がすっきりしたまりりんより