2018年度 ゼミ合宿記 第二回〈小井土ゼミ編〉

今年度第二回(二回で終わりそうな気配の漂う)ゼミ合宿記。今回は小井土ゼミの様子を見ていきましょう。

小井土ゼミは、箱根へ向かいました。
「ゼミ合宿概要」には「歩きます。歩きやすい靴、装いで」とあります。果たしてどんな合宿だったのでしょうか。

まずは一日目。

下曽我駅。曽我助信供養塔へ向かいました。

曽我兄弟遺跡保存会の方々による案内を受けながら、供養塔を見学しました。

 

歩いています。

歩きやすい靴を履いてきてよかったですね。

 

 

宿に到着後、ゼミ発表。

中世ゼミらしく、畳の部屋で発表会。

厳しくもお優しい先生のアドバイスを受け、後期の論文執筆に役立てます。

 

 

中間発表も終わり、ほっとしたところで夕食。

一日歩き続け、そして最後には発表もし、おいしい夕食だったのではないでしょうか。

 

 

翌日は、まず曽我兄弟の墓へ行きました。

 

近影、曽我兄弟の墓!(「小井土先生の念願。」ご本人談)

「曽我兄弟の仇討ち」と知られる曽我兄弟の墓です。曾我祐成と曾我時致兄弟が父親の仇である工藤祐経を討った事件。赤穂浪士の討ち入りと伊賀越えの仇討ちに並ぶ、日本三大仇討ちの一つとして、武士社会において仇討ちの模範とされていたそうです。小井土先生、念願が叶ってよかったですね。

 

そして源満仲供養塔へ。

みなさん供養塔のまわりを観察しています。

昨日の曽我助信の供養塔との違いは見つかりましたか?

 

 

次に箱根神社へ。元箱根にある関東屈指のパワースポット神社のようです。

宝物館では、「曾我物語展」をやっていたそうです。

 

そして最終日。
伊東市東林寺へ向かいました。

ここには、曽我兄弟の首塚があります。

東林寺は伊東祐親(曽我兄弟のおじいさん)が息子・祐泰の死を悼んで菩提寺にしたと言われる、伊東家の菩提所。祐親は、同族である工藤祐経との世襲のもつれから、嫡男河津三郎祐泰が討たれ、このことが「曽我兄弟の仇討ち」につながるのです。

ここまできますと、小井土ゼミのゼミ合宿は、「曽我兄弟の仇討ちツアー」ですね。

なお、来年の合宿概要には、「虫よけ必携」の条項が加わるそうです。(先生からの最新情報でした。)

さて、最後に。

仇討ちツアーから離れ、開放感あふれる海にて一枚。

「小井土先生の解説付き(おそらく)箱根曽我兄弟仇討ちツアー」。これにて終了です。

参加した学生のみなさん、楽しめましたか?

中間発表会は論文執筆のよき追い風となったことでしょう。

お疲れさまでした!