日本文学科

須田 喜代次

須田 喜代次 (すだ きよじ)

プロフィール

日本近代文学、特に森鴎外の文学を中心に勉強しています。鴎外に関しては、卒業論文以来の一貫した課題ですが、他に鴎外に関わる作家に関して研究の幅を広げるように心懸けています。具体的には夏目漱石、田山花袋、井伏鱒二、太宰治、室生犀星、他には開高健、森茉莉、川田順などについて書いてきました。

今後も鴎外・井伏を中心に勉強の輪を拡げていきたいと思っています。

主な著書・論文

  • 『位相 鴎外森林太郎』(双文社出版、2010・7)
  • 『鴎外の文学世界』(新典社、1990・6)
  • 『鴎外歴史文学集』第3巻(「山椒大夫」「最後の一句」「高瀬舟」等)第4巻(「寒山拾得」「都甲太兵衛」)注釈 担当。(岩波書店、1999・11、2001・6)
  • 『新日本古典文学大系<<明治編>> 森鴎外集』 (「即興詩人」注釈ならびに解説(「「ゆめみるひと」の夢見た夢」)担当。(岩波書店、2004・7)
  • 『森鴎外『スバル』の時代』共著(鴎外研究会編)。(双文社出版、1997・10)

担当科目 (シラバスを参照してください)

  • 全学共通科目
  • 日本文学科近現代文学関係科目など
 ※ 講義内容は次のリンクより、シラバスページにアクセスし、教員名で検索してご確認ください。
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ゼミの紹介

教員から

須田ゼミ写真小学校4年生「国語」の定番教材に、新美南吉(1913年~43年)の「ごん狐」があります。例えばこの作品を卒業論文の題材にすることももちろん可能です。その時、小学校4年生より大学4年生は、はるかに「ごん狐」の世界が分かっている、ということにはならない、ことが重要だと思うのです。小狐「ごん」の思いは10歳の少女の方がより身近な思いとして共有できるかもしれません。だから仮に「ごん狐」に関して、その10歳の少女が、22歳の大学生と同じようなことを言ったり、書いたりすればずいぶん奇異な感じを皆さんは抱かれるでしょう。

卒業論文を書くということもそれと同じです。「今のあなた」が最も興味関心を引かれる作家・ 作品・事象について、「今のあなた」の感性を信じて、一つ一つ丹念に調査して、「今のあなた」 のことばでしっかり発信できること、それを目指してゼミの授業を展開していきます。

学生から

須田ゼミ集合写真

私たちのゼミでは、明治時代の文豪から今現代で活躍している人気作家などの 近代・現代文学を研究しています。このゼミを一言でいうと、“無理に背伸びは せずに、自分の言葉を大切にすることのできるゼミ”だと思います。 そして、私たちが特に大切にしているものが須田先生直伝の「卒論ノート」で す。このノートには、作品を読んでいた時に気になった点や夜寝る前に思いつい たことなどを書き込んでいます。このノートを作ることにより、様々な視点から 作家や作品を見ることの大切さや自分の考えをどう言葉に表現するかという伝え る力を学んでいます。 また、須田先生はとても熱心で丁寧に教えて下さる方なので、分からないこと や不安なことがあったら、すぐに相談に乗ってくれます。毎年、夏休みには海が キレイな伊東へ杉浦先生ゼミと合同でゼミ合宿を行っており、この合宿によって 他のゼミの学生とも交流を深めることでき、より多くの先輩の発表を聞いて学べ るので、とても新鮮で面白い発見ができます。

過去の卒論タイトル

  • 芥川龍之介研究ー『蜘蛛の糸』・『杜子春』を中心にー
  • 山田詠美研究
  • 森絵都研究
  • 夏目漱石研究ー『三四郎」を中心にー
  • 坂口安吾『桜の森の満開の下』論
  • 三島由紀夫『金閣寺』論