メッセージ

大妻女子大学文学部英文学科は、2019年4月より「英語英文学科」として新たなスタートを切りました。これを記念して開始された4年間にわたる企画〈全国高校生英語再生ことわざコンテスト〉は、今年最終の4年目をむかえます。過去の応募総数は、2019年度88篇、2020年度701篇、2021年度292篇、3年間で優に1000篇を超えました。このうち2019年度は入賞8名、優秀賞1名、2020年度は入賞7名、2021年度は入賞8名、優秀賞1名でした。審査を担当する教員スタッフも、毎年高レベルの作品が多いことに感激しております。

さて、今年もリーフレットを作成いたしました。またウェブサイトには、詳細なPDF『英語再生ことわざハンドブック』が掲載されていますので、そちらもあわせて御確認ください。そこには〈ことわざ〉というものの仕組みや働き、新たに〈ことわざ〉を創作するためのヒントが示されています。このハンドブックを熟読することで、本来〈ことわざ〉とはどのようなものであったかを知り、〈ことわざ〉に関心を抱き、さらにはみずから〈ことわざ〉を創作してください。

2022年はcovid-19の第六波で明け、さらに世界はロシアによる軍事侵攻で多大な危機に晒されています。「あたりまえの日常」が奪われ大きく変化しているこの時代、未来にむけて必要なのは、新しい世代である皆さんの知性と感性です。言葉の力を信じ、言葉を駆使して、この世界に対峙して行きましょう。

英語英文学科長
きっかわしん
吉川 信
教授
現代イギリス・アイルランド小説