メッセージ

大妻女子大学文学部英文学科は、2019年4月より「英語英文学科」として新たなスタートを切りました。これを記念して開始された4年間にわたる企画〈全国高校生英語再生ことわざコンテスト〉は、今年で3年目に入ります。応募数は、2019年度88篇、2020年度はなんと701篇でした。審査を担当する教員スタッフも、ハイレベルな作品の多さに大変喜んでおります。応募者の皆さんには、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

今年、本企画のポスターとチラシは廃止し、リーフレットを作成いたしました。またウェブサイトに掲載されている『英語再生ことわざハンドブック』は、今回大幅に改訂され、ページ数が倍増しています。PDFとして掲載されていますので、どうぞ御確認ください。そこには〈ことわざ〉というものの仕組みや働き、新たに〈ことわざ〉を創作するためのヒントが示されています。このハンドブックを熟読して、本来〈ことわざ〉とはどのようなものであったかを知り、〈ことわざ〉を創作することに関心を抱き、さらにはみずから〈ことわざ〉を創作してください。

2021年はcovid-19で明けました。ほとんどの人がはじめて経験するパンデミックは、わたしたちの日常を大きく変えました。今この時代に必要なのは、世界の変化に柔軟に対応できる若い皆さんの感性です。言葉の力を信じ、言葉を駆使してこの世界に対峙して行きましょう。

英語英文学科長
きっかわしん
吉川 信
教授
現代イギリス・アイルランド小説