法政大学での特講受講

法政大学での特講受講

遠山里那

 

昨年(2021年)9月に千代田キャンパスコンソ〔千代田区内近接大学の高等教育連携強化コンソーシアム〕の単位互換制度を使い、法政大学の現代政策特講Ⅰを受講しました。当初は対面開催だったもののコロナの影響によりZoomでのオンライン授業でしたが、事前レクチャーの千代田区長のお話は、法政大学の講義室で聞く事ができました。

 

授業が始まる前に事前学習として各自、割り当てられた千代田区の地域を現地調査しに行きました。オープンスペースを探し、どのような街の様子であったかを写真に収め、担当箇所を練り歩きました。また、千代田区の行政基礎資料などを見て自分の住んでいる自治体との比較をしました。4日間の授業ではまちあるき報告、千代田区で地域課題解決に取り組んでいる方々のお話、学生による地域課題解決に向けた実践活動の取り組みを紹介、グループワークを行いました。様々な方のお話を伺った中でコーポラティブ方式を使った都市住宅とまちづくりをしている方のお話がとても新鮮でした。千代田区だけではなく他の地域でも実践されているかもしれませんが、事前に入居者同士の総会、理事会、イベントなどがあることに加え、住む人のニーズに合わせた設計をすることができ、リフォームなどもしやすい環境のマンションを提供することです。地域のコミュニティとの繋がりを大切にできるため、このようなマンションに引っ越しを考えるのはファミリー層が多いと考えられます。これは街の活性化にも繋がり様々な世代が共存し合える環境が提供されていると感じました。

 

千代田区は企業・大学・行政が集結していて堅苦しいように感じていました。しかし、調査してみて皇居中心に街が形成されていることから緑も多く公園なども多数見受けられました。また、老舗のお店があるほか、高層ビルなどもあるため伝統と近代が折り重なった区であると感じました。そして、地域活性化に努めている方がたくさんいて進化し続けている様子を知ることができて、とても楽しかったです。

 

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