コミュニケーション文化学科

五十嵐 浩司

五十嵐 浩司 (いがらし こうじ)1952年生まれ・山形県出身

プロフィール

五十嵐浩司新聞社で33年間働いたジャーナリストです。主に国際畑を歩み、ロンドン、ナイロビ、ワシントン、ニューヨークに駐在しました。こうした経験をもとに、「マス・メディア&ジャーナリズム論」と世界政治を中心に教えています。米国やアフリカ、中東といった地域に加え、国際機関の働きやグローバル・イッシューも関心領域です。具体的な事例から一般論を導き、それをさらに現実社会に還元できれば、と願っています。ジャーナリストやメディア産業を目指す若い人たちを育てたくて大学に移りました。そうした訓練を受けた学生が、どんな分野でも通用するのは言うまでもありません。「趣味は?」と尋ねられれば、「ジャズ」と「日本の現代文学」と答えますが、本当の趣味は「路地裏彷徨(徘徊?)」のように思います。

[ E-mail ]igarashi-k[at]otsuma.ac.jp

主な著書・論文

  • 『ヨーロッパ社会主義はいま』(共著、朝日新聞社、1990年)
  • 「フリーランスが危険地で犠牲になりがちな日本って、おかしい。そこから世界を考えたい」『自己検証・危険地報道』(安田純平・危険地報道を考えるジャーナリストの会、集英社新書、2019年)
  • 「Disaster Reportingの日米比較 ―戦場に赴くフリー・ジャーナリストを題材 に」(『コミュニケーション文化論集』第17号、2019年)
  • 「災害報道の日米比較(1)~危険地への記者派遣と経験の受け継ぎ~」 (『コミュニケーション文化論集』第16号、2018年)
  • 報告書『ト ップが語る3・11報道 主要メディアは何を考え、何を学んだか』(共編著、災害と報道研究会、2018)
  • 「危険地の取材は誰がどう判断して赴くのだろう? ~311福島第一原発 事故への組織メディアの対応から、『ジャーナリストの報道する使命と安全確 保の軋み』と『正しい自己責任』について考える」1~3(「危険地報道を考 えるジャーナリストの会」ホーム・ページ、http://www.kikenchisyuzai.org/、2018 年)
  • 「マス・メディアは3・11から何を学んだのか――東日本大震災後のマ ス・メディアにおける制度・組織改革に関する包括的研究――」(大妻女子大人間生活文化研究所『International Journal of Human Culture Studies』No.26、2016年)
  • 「イスラム体制下におけるイランのマス・メディア」(『コミュニケーション文化論集』第12号、2014年)
  • 「穏健派ロハニ大統領の登場で変わるかイランメディア」(『Journalism』第282号所収、2013年)
  • 「メディア融合の時代の欧州ジャーナリスト教育」(『Journalism』第238号所収、2010年)
  • 「イラク復興―変遷を重ねる米国の対国連政策」(『AIR21』第167号、2004年)
  • 「終わりの日が近づくアパルトヘイト体制」(『外交フォーラム』第32号、1991年)

 (仕事の中心は学術論文ではなく、新聞、雑誌に書いた大量の記事です。そちらを参照してください)

担当科目

  • メディアと現代社会
  • コミュニケーション文化概論
  • 政治と現代社会
  • メディア・コミュニケーションⅡ
  • 国際ジャーナリズム論
  • 卒業研究ゼミⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ
  • コミュニケーション文化特殊研究
 ※ 講義内容は次のリンクより、シラバスページにアクセスし、教員名で検索してご確認ください。
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ゼミの紹介

教員から

五十嵐ゼミ写真五十嵐ゼミ写真「メディアとジャーナリズムを通して、世界と日本を考えよう」。私のゼミの「モットー」のようなものです。しかし、あくまで努力目標にすぎません。私は国際報道の現場で働いてきました。ですから、ついつい「アフガンの子どもたちは・・・」「米メディアの方向性はね・・・」となるのですが、コミ文の3・4年生が所属する卒研ゼミは、いわば「卒論執筆のためのHR」です。私のゼミでは、コミ文の二つの柱のうち「メディアを専攻」程度が共通するだけで、テーマは硬軟さまざまです。硬めが少し多いかな。
それでも、社会に目を向けよう、世界と関わっていこう、という私の思いはゼミ生に"感染"しているのでしょう。アフリカ支援を始めた、学外の勉強会に積極的に足を運ぶ――そんな動きが見えます。ゼミ合宿は毎年311東日本大震災の被災地を訪れ、仮設住宅・災害復興住宅での聞き取り調査や地元メディアでの研修などを行っています=写真。東京の大学で学んだ知識を携えて「現場」に足を運び、そこで得た知見を大学に持ち帰ってさらに学びを深める――ジャーナリスムの手法を体で学び取るのです。